運動後、膝の前側に違和感を覚えることはありませんか?とくに階段を上るときやジャンプの着地後に痛みを感じる場合、それは「ジャンパー膝」と呼ばれるスポーツ障害かもしれません。ジャンプを繰り返す競技でよく見られる症状ですが、実はマラソンやサッカー、あるいは運動不足の方が急に激しい運動を始めた際にも発症することがあります。
ジャンパー膝とは?膝に潜む見えない炎症

ジャンパー膝は医学的には「膝蓋腱炎」と呼ばれ、膝蓋骨(膝のお皿)とすねの骨(脛骨)をつなぐ膝蓋腱に炎症が起こる状態を指します。膝の屈伸を繰り返す運動やジャンプの着地動作の負担が積み重なり、腱に微細な損傷が起こることで痛みが生じます。
スポーツ選手に限らず、急に運動を始めた人や、週末のみ運動する「週末アスリート」にも起こりやすい症状です。膝まわりの筋肉の柔軟性が足りなかったり、筋力不足の状態で無理に体を動かすと、膝蓋腱へのストレスが大きくなってしまいます。
こんな症状が出たら要注意!ジャンパー膝の兆候
ジャンパー膝の初期症状は比較的軽いため、気づかずに悪化させてしまうケースが少なくありません。次のようなサインがある場合は、早めの対処が大切です。
- ⚫︎運動後に膝のお皿の下がうずくように痛む
- ⚫︎階段を上るときやしゃがんだときに痛みが出る
- ⚫︎運動中にも違和感を感じるようになってきた
- ⚫︎膝に熱を持ったり、軽く腫れたりする
- ⚫︎安静にしていても痛みが消えない
症状が進むと、膝の曲げ伸ばしが困難になり、日常生活に支障が出ることも。悪化すれば膝蓋腱の断裂といった重篤なトラブルにつながるため、違和感のうちに適切なケアを始めましょう。
ジャンパー膝の原因は?膝だけでなく全身のバランスも関係
ジャンパー膝の主な原因は、膝への過剰な負担です。特に、ジャンプやダッシュ、急ブレーキのような動作が繰り返されることで、膝蓋腱にストレスが集中します。
さらに、以下のような体の状態があると、ジャンパー膝のリスクが高まります。
- ⚫︎筋力バランスの乱れ:太ももの筋肉(大腿四頭筋)や裏側の筋肉(ハムストリングス)のアンバランス。
- ⚫︎体の硬さ:柔軟性が低いと動きがぎこちなくなり、負担が一部に集中。
- ⚫︎姿勢やフォームの問題:運動時のフォームが悪いと膝に不自然な力がかかる。
- ⚫︎急激な運動開始:準備運動なしで急に体を動かすと負荷に耐えきれず、腱を痛めやすい。
- ⚫︎合わない靴の使用:クッション性の乏しい靴やサイズが合わない靴は衝撃を吸収できません。
つまり、ジャンパー膝は膝だけの問題ではなく、体全体の使い方に関係する複合的な障害といえます。
予防のために日常で意識したい5つの習慣
ジャンパー膝を防ぐためには、日常の過ごし方や運動習慣を見直すことが重要です。以下の5つのポイントを取り入れてみましょう。
- ⚫︎太もも・ふくらはぎのストレッチ:運動前後にしっかり伸ばして、柔軟性を高めましょう。
- ⚫︎膝を支える筋力の強化:スクワットなどで大腿四頭筋を鍛えると膝が安定します。
- ⚫︎運動の強度は段階的に:急にハードな練習をせず、徐々に負荷を増やしていくことが大切です。
- ⚫︎正しいフォームを身につける:ジャンプの着地や走るときのフォームに注意しましょう。
- ⚫︎適切なシューズを選ぶ:クッション性・フィット感のある靴を履いて膝への衝撃を軽減しましょう。
整骨院で行うジャンパー膝の施術とは?

痛みが慢性化してきた場合、自分でのケアだけでは限界があります。その際は、整骨院での専門的なサポートが効果的です。当院では、以下のような施術を行っています。
- ⚫︎超音波・電気療法:腱や筋肉の回復を促進し、炎症を鎮めます。
- ⚫︎手技療法による筋膜調整:硬くなった筋肉をほぐして柔軟性を取り戻します。
- ⚫︎運動指導:再発予防のための筋トレやストレッチを一緒に行います。
- ⚫︎テーピング:膝の負担を減らし、痛みを和らげるための固定法を指導。
- ⚫︎姿勢や生活習慣の改善提案:普段の姿勢や体の使い方についてもアドバイスします。
お一人おひとりの状態に合わせた施術計画で、根本からの改善を目指します。
ジャンパー膝でお悩みの方は当院にご相談ください

ジャンパー膝は、日々の運動習慣や身体のケアを見直すことで予防できる障害です。しかし、痛みがある状態で無理を続けてしまうと、長期的なスポーツ制限や日常生活への影響も出てきます。
「最近、膝が少し痛いな」と感じたら、それは体からのサインかもしれません。整骨院での早めのケアが、悪化を防ぎ、安心して運動を楽しむ第一歩になります。
気になる症状がある方は、お気軽に当院までご相談ください。専門スタッフが、あなたの膝の健康を全力でサポートいたします。








