肩を動かすときに「ズキッ」とした痛みや違和感を感じることはありませんか?特に腕を上げたり、背中に手を回したりした際に感じる痛みは、ただの筋肉疲労ではなく、インピンジメント症候群の可能性があります。この症状は肩の中で筋肉や腱が骨に挟まれて炎症を起こすもので、スポーツをする方だけでなく日常生活の中でも起こりうる問題です。放置すると症状が悪化し、肩の動きが制限されてしまうこともあるため、早期の発見と対応が重要です。
インピンジメント症候群とは?-肩関節の内部で起きる摩擦と炎症

インピンジメント症候群は、肩関節の骨と骨の間(肩峰下空間)が狭くなることで、その隙間にある腱板や滑液包が圧迫され、擦れ合って炎症や痛みを引き起こす疾患です。特に腕を肩の高さより上げる動作で痛みが強くなるのが特徴です。まるで指をドアの蝶番に挟んだ状態で無理に動かすようなもので、肩の内部で組織が過剰に摩擦されることにより痛みが生じます。
痛みの原因~使いすぎ、加齢、姿勢の3大要因~

1. 繰り返しの動作による肩の酷使
野球のピッチングやテニスのサーブ、バレーボールのスパイクなど、肩を多用するスポーツでは肩に大きな負担がかかります。これらの繰り返し動作が筋肉や腱に炎症をもたらし、インピンジメント症候群を引き起こします。また、仕事や家事で高い場所に手を伸ばす動作を頻繁に行う場合も同様のリスクがあります。
2. 年齢とともに進む肩の変化
加齢により筋肉や腱の柔軟性が低下し、摩耗や炎症を起こしやすくなります。腱板の劣化が進むと肩峰下空間が狭まり、骨のトゲ(骨棘)ができることでさらに圧迫が強くなります。40歳以降に症状が現れやすいのはこのためです。
3. 悪い姿勢による肩への負担増加
長時間のデスクワークやスマホの使用により猫背や巻き肩の姿勢が癖になると、肩甲骨の動きが制限され、肩関節の可動域が減少します。その結果、肩への負担が一部に集中し、インピンジメント症候群が発症しやすくなります。
典型的な症状とは?~痛みの種類と肩の動きの変化~

腕を上げたときの鋭い痛み
腕を約60~120度の角度で挙げる際に「ズキッ」とした痛みが生じ、特に肩より上に手を挙げる動作で強まります。
夜間や安静時の痛み
炎症が強い場合、寝ている間にも痛みを感じ、寝返りの際に痛みで目が覚めることがあります。肩を下にして寝られないという悩みもよく聞かれます。
肩の引っかかりや軋轢音
肩を動かした際に「ゴリゴリ」「パキパキ」といった音が聞こえる場合、腱や筋肉がスムーズに動いていないサインです。
可動域の制限
痛みを避けるために肩を動かさなくなると、筋肉や関節が硬くなり、「背中に手が回らない」「腕が真上に挙げられない」などの症状が進行します。
整骨院での治療アプローチ

炎症と痛みの軽減
患部の炎症を抑えるために、電気治療やアイシング、手技療法を用いて筋肉の緊張をほぐし、痛みを和らげます。
関節の可動域回復
関節モビリゼーションやストレッチにより硬くなった肩関節の動きを少しずつ改善し、日常動作が楽になることを目指します。無理な動かし方は避け、慎重に進めます。
姿勢改善と動作指導
猫背や巻き肩の改善、肩甲骨周囲筋の強化を指導し、正しい姿勢と動作を身につけてもらうことで再発防止に努めます。
インピンジメント症候群でお悩みの方は当院にご相談ください

インピンジメント症候群をそのままにしておくと、腱板断裂や五十肩などの重症化につながる恐れがあります。日常生活の動作や睡眠に支障が出る前に、専門家に相談し適切な治療を受けることが肝心です。
肩の痛みは生活の質を大きく左右します。当院では患者様の症状や生活環境を丁寧にヒアリングし、オーダーメイドの施術プランをご提供しています。痛みの緩和だけでなく、根本的な原因を探り再発を防ぐためのケアにも力を入れております。肩の動きに不安がある方や、夜間の痛みに悩まされている方は、どうぞお気軽にご相談ください。専門スタッフが全力でサポートいたします。








